環境測定・分析事業 |
1.事業内容 |
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環境分析
環境分析センターでは環境計量証明事業所及び作業環境測定機関として工場作業場・住宅室内など様々な環境の空気中に含まれる有害物質濃度測定及び排水・排ガス中の有害物質測定等幅広い分野における測定業務を行っており、これら測定結果を公的に証明し、環境の改善に貢献しています。
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(2) |
家電製品評価試分析
親会社である三菱電機株式会社各種製品について、化学分析装置を用いた様々な評価分析を行っております。当分析については数多くの実績を有しており、検査方法・材料成分に関わる多くのノウハウを蓄積しています。主な試験としては次の2つになります。
@RoHS対応分析
A臭いに関する分析
特にRoHS対応分析については、今後規制物質が段階的に追加されますので、新たな規制物質の分析方法を確立することが継続的な課題となっています。
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(3) |
測定項目概要
a) 安全衛生法に基づく作業環境測定
b) 水質汚濁防止法に基づく排水、地下水分析
c) 大気汚染防止法に基づく排ガス・悪臭物質分析
d) 家電製品評価分析
・蛍光X線装置による各種部品の化学組成分析
・GCMSにる樹脂製部品のフタル酸エステル分析
・GCMSとATDによる家電製品の臭いに係る各種分析
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2.事業登録 |
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計量証明事業(濃度)(第1033号) |
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作業環境測定機関(26-18号) |
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3.有資格者 |
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(1)理学博士 :1名
(2)技術士補(環境部門) :1名
(3)環境計量士(濃度) :1名
(4)第1種作業環境測定士 :3名
(5)公害防止管理者 (水質1種:2名、水質4種:1名、大気1種:1名)
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4.主な分析装置 |
(1)ガスクロマトグラフ質量分析計(島津製作所 QP2010Plus) |
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(用途)
・大気中、水中の有害物質分析
・樹脂材料中の有害物質分析
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※1.付属装置@
固体試料熱分解装置(フロンティアラボ PY2020iD) |
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(用途) ・固体有機物の成分分析
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※2.付属装置A
加熱脱着装置(パーキンエルマー TurboMatrix) |
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(用途) ・臭い分析
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(2)エネルギー分散型蛍光X線装置(日本電子 JSX1000S) |
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(用途) ・電子部品の非破壊組成分析
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(3)イオンクロマトグラフ装置(ダイオネクス ICS1100) |
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(用途) ・水中のイオン類分析
・ホルムアルデヒド分析
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5.研究活動 |
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土壌、底質には何らかの要因で重金属が濃集する現象がしばしば見られます。このような場合、河川水、土壌など一般環境に与える影響は多岐にわたることより、これら重金属の性状、濃集要因を把握し、適切に対処する必要があります。しかしながら、これらの重金属を対象とした調査・研究は少ないのが現状です。そこで当社はこれら重金属を電子顕微鏡、同位体測定など様々な手法を用いて重金属の性状及び由来に関するデータを集積する研究を行っています。研究にあたっては大学などの公的研究機関及び環境関連企業と連携しながら調査・研究を進めており、その成果については学会で発表行っております。
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